正面に来んな!
社会人になってからだが、イラっとする現象に度々遭遇する。
それは対向してくる人(はたまた自転車)が僕の正面にわざわざ突っ込んでくるというものだ。普通は向こうから人が来たら避けるものだと思う。それが、いちいち突っ込んでくるのである。意味が分からない。こちらは向こうに人が見えたら、向こうの進路を邪魔しないように反対のサイドに進路を取る。ところが相手はこちらをチラっと見て進路をご丁寧にオレサイドに変更し向かってくるのである。そういうやつは決まって地面を見て突進してくる。しかもぶつかる寸前までかたくなに避けようとしない。これが基本パターンだ。
まあ僕も避けようとしていないのだが、それは対向してくる人がこちらを確認後にわざわざこっちとぶつかるルートを選んでくるからだ。
今まで遭遇してきた中には驚くものが数々存在する。
中には、僕が左側の壁際を歩いていたら、向こうから歩いてきた人(向かって3mくらい右側を歩いていた)がわざわざ斜めにスーッと寄って来て、僕と壁の狭い隙間を「すいません」といいながら無理矢理通っていったこともある。
もしこれを読んでいる方の中に「そんな経験はしたことねーよ」、というのが大多数なら、これは僕の持って生まれた運命だ。「そういう現象にあってもうまく対処してね」というメッセージなのかもしれない。
以下に例を示す。
1
会社の駐車場に車を停め、歩道を歩いていた。
歩道は人が二人すれ違えるくらいの狭いもの。
すると後から車を止めた人が歩道に入ってきて、僕とは反対方向、つまり向かい合わせにやってきた。距離はそんなに遠くない。つまり後から来た彼女がぶつからないルートを選ぶべき。ところがわざわざこちらサイドを選択して来やがった。
見たよね、今、こっち見たよね!
このときは咄嗟に立ち止まって携帯を確認するフリをして彼女がどうするか観察した(こういう行動を取る人の心理に興味がある)。
するとぶつかる寸前まで来て、そこで避けて通り過ぎて行った。寸前だったのでほとんどサイドステップである。寸前まで来るという主立った特徴のある人だった。
こちらが止まっていると、動いている向こうが避けることになるので、相手に相手の行動を思い知らせることができる、、と思っていたが、多分ぼんやりと行動してると思うのでこっちの方が変な奴と思われているに違いない。
2
極めつけの理解しがたいというか、もう嫌がらせだろうお前、っていうパターン。
大阪の広い歩道橋でのこと。
広いので通り道を3つに区切るように手すりが2本ある歩道橋だった。
区切られた通路は人が二人並んで歩ける程度。
僕は歩道橋の階段を下りていて、あと5mで降りきるくらいのことだった。
人は周りに誰もいなくて、僕一人だけ。僕は中央の通路を歩いていた。
そこで向こうからおっさんがやってきて、最初は向かって左に行った。間違いなく左に足を掛けた。ところがご丁寧に進路を中央の通路に戻したのである。そして僕の脇を通らず正面に向かって歩いて来た。ぶつかりそうになって僕は立ち止まり、この時は唖然としてしまって進路をゆずった。
もう何も言うことはない。
3
書くのがしんどくなってきた。
プロのブロガーってすごいね。
会社の階段を降りていたときのこと。この会社は下りが手すり側優先というルールがあった。当然僕は手すり側。とくに疲れていたわけではないが、手すりに手を置いて下っていた。
すると同じ部署の後輩が走りながら上がってきて、僕の正面に来たんである。そして手すりと手を押しのけようとしてた。「こいつバカじゃねーの?」と思いながら、しかしあっけにとられてゆずった。
こんなことされたら誰だってゆずるだろう。
開いてる横を通れよ。
4
早朝、朝食が切れていたので近くのスーパーに自転車で出かけた時のこと。
自転車通行可の歩道を走っていた。向かいからはゴロゴロ付きのスーツケースを引っ張ってくるサラリーマン。
その人は向かって左を歩いていた。ので、当然右側を走った。
するとそいつは僕を見て、向かって右側に進路を変更しやがった。
この人、ずっとこちらをガン見してたんで。確実に嫌がらせ。
この人ジロジロ見るので嫌いな人だった。ジョギングしていたときもジロジロ見られたので、あからさまに顔を向けてやると見てないフリをした。
後にも数えきれない程ある。
が、あまり気にしないのがコツだ。
でも人間の行動心理学として研究対象にしたいという思いはちょっとある。