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涙無くしては語れない ヨブの人生(1)

ヨブは旧約時代の人物です。

つまりイエス・キリストの誕生前のお話。

 

この人以上に辛い人生を歩んだ人はまずいないでしょう。と断言できるほどの壮絶な人生。それを分かりやすく解説してみようと思います。

 

ヨブには7人の息子と3人の娘がいて、七千頭の羊、三千頭のらくだ、五百頭の牛、五百頭のロバのいるとても裕福な資産家、しかも人望もあり、めっちゃ性格もよく神様の戒めも忠実に守っていました。

子供たちの誕生日が来るたびに宴を開き、ノってくると数日に及ぶこともしばしば。

そこに主の前に御使いがやってきて、その中にサタンもいました。

 

主は言いました。

「お前はどっから来たん?」

サタン「あっちこっちうろついてきたわ」

主「ヨブほど真面目でええやつで神様を恐れて、全然悪さをせんやつはどこの世界に行ってもおらんかったやろ?」

サタン「それはあんたがヨブをかわいがって守っとるからやろ?ヨブの持ってるもんを全部取り上げてみ?あんたのこと呪うと思うで」

主「じゃあやってみ。でも条件がある。ヨブの命は取るな」

 

と、こんなやりとりがありました。

 

それからの試練のすごいこと。

 

ある日、ヨブの子供たちがヨブの長男の家で食事してるときに、ヨブの家へしもべが走ってきて来て報告しに来ました。

「牛で畑を耕してるときにシバ人が襲って来て、牛も取られて召使いがみんな殺された!わしは一人だけ逃れてあんたに報告するために来たんや!」

と言っている最中にまた別のしもべがやってきて

「神の火が天から降ってきて羊と召使いみんな焼かれてしもた!わしは一人だけ逃れてあんたに報告するために来たんや!」

と言っている最中にまた別のしもべがやってきて

「カルデヤ人が襲ってきて、らくだとしもべがみんなやられた!わしは一人だけ逃れてあんたに報告するために来たんや!」

と言っている最中(ry

「あんたの長男の家で食事してる時に台風が来て家の四隅の柱ぜんぶやられて潰れてもてみんな死んでもた!わしは一人だけ(ry」

 

その後のヨブの取った行動がすごい。

彼は上着を裂いて頭を剃り地に伏してこう言いました。

「私は裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな。」

ここは名ゼリフなのでストレートで。

ヨブのこの態度と言葉には全く罪がありませんでした。

 

しかし試練はこれだけでは終わりません。

まだまだ続きます。