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薬局のおじさんの思い出

数年前、とある工場で働いていて、とても疲れが溜まっていた。毎日疲れが取れなくて半身浴とかカイロプラクティックとかヨガとかやったけど一向に改善されず。

ある日帰り道に買い物をしようと思ってスーパーに寄った。スーパー近くに小さな薬局があった。キヨーレオピンの幟(のぼり)が立っていた。ネットのある記事でキヨーレオピンがとても効くというのを読んでいたので興味があり立ち寄った。田舎のへんぴな所だったけど相談に乗ってもらうつもりで。恰幅が良くて白髪のおじさんだった。「疲れが取れないんです」と言うとレオピンを二つカプセルに入れて試させてくれた。こんな薬局ある?(薬事法違反かも、僕は嬉しかったですけども)。それといくら食べても太らない事、痔であることも言うと、いい漢方があるよと教えてくれた。痔の薬はレオピンと同じ会社の座薬をすすめてくれたのでそれを買った。漢方は瓶で買うとすごく高かったけどお試しで小分けにしてくれた。新品を開けて、お医者さんの薬みたいに一回分ごとに袋分けしてくれたのだ。普通は一箱買わせると思うんだけど。レオピンを飲むようになると太るということも言ってたけど僕には当てはまらなかったようだ。あとポイントを貯めると色々な景品を貰える冊子と、エコバッグとお守りとをくれた。最近こういうお店がないのでちょっと嬉しかった。物を貰って得したとかじゃなく、そういう気持ちというか行いをするお店があることが嬉しかった。

それからしばらくして、母親が疲れを見せるようになった。そしてレオピンロイヤルを買おうと思い、あの薬局に再び行った。すると若い人が店主になっており、前のおじさんは、奥に見えたけど大分老けて見えた。何年も経ってないのにちょっと切なかった。でも、多分息子さんだろう。息子さんも優しい感じの人だった。

ちなみに母親にもレオピンはあまり効かないようだった。

まだ冷蔵庫にあるのでちょっと飲んでみるか。