kamiokandoのブログ

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まだブログに載せていない作ったカバン

まずはサコッシュ

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これは鞄の教室で作ったものです。
でも設計は全部生徒がしなくてはいけないのでデザインは自分でやっています。
寸法の出し方や作り方は全部先生が教えてくれます。
ミシンの知識がハンパない先生なのでとても勉強になります。
その代わり手縫いは大嫌いらしいです。

鞄の特徴としてはフロントの黒い革、ここをめくるだけでフロントポッケにアクセスできます。スマホを入れるのに便利。上部はファスナーで中には前面と背面にもポケットを付けたんですが、小さいので片面だけで十分でしたね。

ストラップは車の解体屋さんへ行って「シートベルトください」と言って買いました。こんな丈夫な素材はありません。
でもレザーには不釣り合いなのでいずれ革で作り直したいです。

 

さてお次はこれ。

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ほぼ日手帳カバーです。

年度が変わって「今が売り時や!」と思ってロフトへ行って手帳まで買ってきたんですがまだ売れ残っております。売り場のアドレスはどうしようかな。とりあえず内緒にしておきます。ブランドの刻印を作ったら公開しようかな。
ほぼ日手帳といえばペンでカバーを閉じる仕組みがおなじみですが、手帳を開いて見るだけでもペンを抜かないといけなくて不便だな、と思ったのでベロだけのシンプルなものにしました。

ブラウンと濃いブラウンのツートンです。
これくらいの小物なら手縫いの方が綺麗に仕上がります。
ミシンって結構デリケートなんですよ。小物で失敗すると目立つので使うのが怖いくらいです。

 

お次はこれ。つい先週できたばかりのものです。

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これは鞄教室に通い始めて初めて作ったトートバッグの型紙を使って同じものを違う革と裏地で作ったものです。
最初は一つ一つを先生から教わって長い時間をかけて作ったものですが、なんとか一人で完成させることができました。これは多分馬革ですね。まだ売りに出していません。
内側の写真をうまく撮るのが難しいんですよね。露出の合わせ方が鞄の中と外で随分違うので照明が欲しいところです。80cm幅の撮影ボックスが欲しいです。

これは作り始めた頃、もう呪われているんじゃないかと思って三日間悪戦苦闘した思い出があります。持ち手から縫い始めたんですがミシンの下糸がすぐに絡んでしまって上手くいかない。

いらない端革や生地で試し縫いしたら順調に縫えるんですよ。ずーっと。

で、「さあ本チャン縫うぞー」と針を落とした瞬間に絡むというのを何十回と繰り返しました。5cmくらい縫って絡んだり、10cmくらい縫って絡んだり、、
その度に糸を切ってまた縫い穴がずれないように一目ずつ手回しで針を穴に通していきました。上糸を8番から20番、30番の糸に変えて試したり針の太さを変えたり糸調子を強くしたり弱くしたり色々試しました。

15cmくらいうまく縫えたときがあったので「これをまた解くのやだなー」って思ったので、ミシンでの糸の継ぎかたを調べてやってみました。その継ぎ縫いを一つのラインにつき3回くらいやっています。おかげでその技術は身につきました。

結論としては針先の糸と下糸のボビンを入れているボビンケースの「鎌」という部分と針先のくぼみの距離がうまく調整できていないからみたいだった。鎌の先がミシン針の先端のくぼみを通過するときに糸を引っ掛けるんです。

で、思い立って購入時に付いていた針を使用したら上手く縫えました。販売元もその針で調整してるから。針の太さが変わると鎌の先と針の距離も微妙に変わるんですよ。普通はそれくらいで調子は悪くならないはずなんですけど革との相性ですかね。本当微妙なことで変わります。両面テープの箇所を縫っただけで調子悪くなったりしますから。

原因が分かって嬉しかったけど分からなかった時のストレスは物凄いものでした。久しぶりに物に当たったな、、。

だって他の革だとどれを使っても上手く縫えるのに本番の革を縫う時だけ絡まるとか呪いでしょ。ベートーベンの気持ちがちょっとだけ分かったような気がしましたよ。

まあすったもんだがありましてなんとか完成しました。

これに比べればチャーリー・ボロウの18万円のトートバッグなんて1日で余裕で作れますよ。