1 PasswordからBitwardenへ
1Passwordは3を購入して4へアップグレードしました。
ところがサブスク制になってとてもコストが掛かることに。
他にいいパスワードマネージャーがないかと探して辿り着いたのがBitwarden。
Mac、Windows、Linux、iOS、Android、そして各種ブラウザのプラグインがあります。一度登録すると他のアプリでも同期されるので、携帯を変更しても大丈夫。データはマイクロソフトのAzureのクラウドに暗号化されて保存され、開発者でも中身は見られないそう。
iPhoneはキーチェーンアクセスからBitwarden自体のパスワードを保存できるので、iPhoneを使用している限りはパスワード自体を覚える必要がないです(ただしBitwarden側で指紋認証またはFace IDを許可する必要あり)。キーチェーンへは指紋認証かFace IDでアクセスできるので、機種変してもアプリをダウンロードするだけで、また同じ内容で使用できます。
一つ不満なのが、登録する種類のタイプ(ログイン情報とかクレジットカードとか登録する種類)が少なく自由に設定できないこと。
今のところログイン、カード、ID、セキュアメモの4種類だけ。ソフトウェアシリアルや銀行口座も欲しいんですけどね。
種類分けはフォルダーを作って登録します。あとはメモ欄にタグなどのキーワードを入力しておけば検索で探せます。
ただし記録する内容(シリアルナンバーとか企業の電話番号とか)はカスタムフィールドとして追加できるので、カスタムフィールドを作ってフォルダー分けするという感じになります。
データは1PasswordやKeyPassなどのデータを移行も可能。
これで無料なので大助かりです。
スカーレットを観終えて
スカーレットが最終回を迎えました。
良かった。面白かった。
登場人物が面白くていい人が多くて、楽しく観ることができた。
それでも時折やってくる切なさ。
時折訪れる、喜美子の出会いと別れが印象的。
家の前の小さな階段での別れ。
それがオープニングの粘土のストップモーションのアニメとSuperflyの歌の歌詞とものすごくマッチしていて、歌もアニメも本当によく表現できているなと感じた。
「フレア」は個人的に泣ける歌のプレイリストに入りました。
喜美子の初めての失恋の切なさはよく覚えています。
出会った何人もの人と別れを体験するんですが、あまり時間を取らず、視聴者に余韻を残すような、観る人によってはあっさりし過ぎた印象を持つ人もいるかと思います。
ちょっと引っかかったのは八郎が忠信に「一人で住んでるんか?」って聞かれて言い淀んだところ。結局喜美子と再婚しなかったし描写されなかったけど気になるところです。これであの女弟子と同棲してたら炎上していたでしょう。
最終回、みんなで琵琶湖に行って記念写真、妹たちがやってきて談笑、武志のお世話になった病院の先生との一コマ、穴窯に向かう喜美子。
いつもの日常の一日一日が特別だという武志のメッセージが思い出されました。
モデルとなった神山清子さんの長男、賢一さんは骨髄移植を受けられたそうなんですが、二年後に亡くなっています。その後神山さんは滋賀骨髄献血の和を広げる会の代表をしているそうです(Wikipediaより)。
関西ローカルの「よーいドン」という番組で神山さんを見たんですが豪快なおばちゃんでした。
骨髄バンクは登録して二十年以上になりますが、まだ連絡はありません。
こんなの誰かのちょっと重い荷物を持ってあげるようなもんですよ。こんなことで助かる命があるんですから。
みんなも骨髄バンクに登録しよう!
まだブログに載せていない作ったカバン
まずはサコッシュ。
これは鞄の教室で作ったものです。
でも設計は全部生徒がしなくてはいけないのでデザインは自分でやっています。
寸法の出し方や作り方は全部先生が教えてくれます。
ミシンの知識がハンパない先生なのでとても勉強になります。
その代わり手縫いは大嫌いらしいです。
鞄の特徴としてはフロントの黒い革、ここをめくるだけでフロントポッケにアクセスできます。スマホを入れるのに便利。上部はファスナーで中には前面と背面にもポケットを付けたんですが、小さいので片面だけで十分でしたね。
ストラップは車の解体屋さんへ行って「シートベルトください」と言って買いました。こんな丈夫な素材はありません。
でもレザーには不釣り合いなのでいずれ革で作り直したいです。
さてお次はこれ。
ほぼ日手帳カバーです。
年度が変わって「今が売り時や!」と思ってロフトへ行って手帳まで買ってきたんですがまだ売れ残っております。売り場のアドレスはどうしようかな。とりあえず内緒にしておきます。ブランドの刻印を作ったら公開しようかな。
ほぼ日手帳といえばペンでカバーを閉じる仕組みがおなじみですが、手帳を開いて見るだけでもペンを抜かないといけなくて不便だな、と思ったのでベロだけのシンプルなものにしました。
ブラウンと濃いブラウンのツートンです。
これくらいの小物なら手縫いの方が綺麗に仕上がります。
ミシンって結構デリケートなんですよ。小物で失敗すると目立つので使うのが怖いくらいです。
お次はこれ。つい先週できたばかりのものです。
これは鞄教室に通い始めて初めて作ったトートバッグの型紙を使って同じものを違う革と裏地で作ったものです。
最初は一つ一つを先生から教わって長い時間をかけて作ったものですが、なんとか一人で完成させることができました。これは多分馬革ですね。まだ売りに出していません。
内側の写真をうまく撮るのが難しいんですよね。露出の合わせ方が鞄の中と外で随分違うので照明が欲しいところです。80cm幅の撮影ボックスが欲しいです。
これは作り始めた頃、もう呪われているんじゃないかと思って三日間悪戦苦闘した思い出があります。持ち手から縫い始めたんですがミシンの下糸がすぐに絡んでしまって上手くいかない。
いらない端革や生地で試し縫いしたら順調に縫えるんですよ。ずーっと。
で、「さあ本チャン縫うぞー」と針を落とした瞬間に絡むというのを何十回と繰り返しました。5cmくらい縫って絡んだり、10cmくらい縫って絡んだり、、
その度に糸を切ってまた縫い穴がずれないように一目ずつ手回しで針を穴に通していきました。上糸を8番から20番、30番の糸に変えて試したり針の太さを変えたり糸調子を強くしたり弱くしたり色々試しました。
15cmくらいうまく縫えたときがあったので「これをまた解くのやだなー」って思ったので、ミシンでの糸の継ぎかたを調べてやってみました。その継ぎ縫いを一つのラインにつき3回くらいやっています。おかげでその技術は身につきました。
結論としては針先の糸と下糸のボビンを入れているボビンケースの「鎌」という部分と針先のくぼみの距離がうまく調整できていないからみたいだった。鎌の先がミシン針の先端のくぼみを通過するときに糸を引っ掛けるんです。
で、思い立って購入時に付いていた針を使用したら上手く縫えました。販売元もその針で調整してるから。針の太さが変わると鎌の先と針の距離も微妙に変わるんですよ。普通はそれくらいで調子は悪くならないはずなんですけど革との相性ですかね。本当微妙なことで変わります。両面テープの箇所を縫っただけで調子悪くなったりしますから。
原因が分かって嬉しかったけど分からなかった時のストレスは物凄いものでした。久しぶりに物に当たったな、、。
だって他の革だとどれを使っても上手く縫えるのに本番の革を縫う時だけ絡まるとか呪いでしょ。ベートーベンの気持ちがちょっとだけ分かったような気がしましたよ。
まあすったもんだがありましてなんとか完成しました。
これに比べればチャーリー・ボロウの18万円のトートバッグなんて1日で余裕で作れますよ。
今年は鞄を二つ完成
今週のお題「2019年上半期」
レザークラフトで鞄を二つ完成させました。
一つは日本ではダレスバッグと呼ばれるもの。アメリカではドクターバッグと呼ばれています。完全手縫いでとても時間がかかります。
口枠の金属も自分で加工しました。この鞄のこの口枠のためだけにハンドベンダーという工具を九千八百円も出して購入しました。
もう一つが大きなボストンバッグ。
これは去年の3月くらいから作り始めて1年以上かかりました。
鞄教室でミシンで作りました。手縫いは一切なし。
でも週一のレッスンなので結果的にはこちらの方が時間がかかりましたね。
これがダレスバッグ。
持ち手からぶら下がっているのはキーケースです。おしゃれでしょ?
「ダレスバッグを仕立てる」という一冊まるまる作り方を掲載した本がありまして、買ったはいいんですが「これ、できるかなあ?」と自分でも半信半疑に。
思い切ってやってみたらできました。
写真では表の縫い目は綺麗に揃っていますが裏面はけっこう歪んでたりします。
錐(キリ)で縫い穴を開けるんですけど、革の厚みがあるので少し角度が違うと突き出た向こう側の穴位置はかなり歪んでしまいます。これも熟練の技が必要。
こちらがボストンバッグ。
これはちょっと内装を失敗しています。
あと芯地を入れるべきでした。
大きすぎて荷物が入っていないときはクタッとしてしまいます。
手縫いとミシン縫いでは手縫いの方がいいと書いているサイトが多いように思います。
個人的にはどちらがいいというのはあまり思わないですね。
ミシンの糸もポリエステルですがかなり丈夫で、手で引きちぎれなかったりします(太さにもよりますが)。手縫いはほつれたときに、そのほつれが広がりにくいというメリットはあると思いますが麻糸の方が摩耗には弱いです。
しかし弱いとは言ってもそんなにすぐ寿命が来るものでもないので、かなりヘビーな使い方をしなければ全然大丈夫です。なんなら一生使えると思います。
余談としては財布を作るのにクラウドファンディングで資金を集めてるのをよく見かけるんですが、必ずといっていい程出てくるキーワードが
「タンニン鞣(なめ)し」です。
タンニン鞣しとは植物原料で皮を革に鞣す作業のことです。世間では「植物由来だからいい」みたいな論調ですが、個人的にはそうは思いません。
もう一つの鞣し方に「クロム鞣し」があります。こちらは化学薬品などを使って鞣したものです。仕上がりが柔らかく水で色が落ちにくいなどの特徴があります。しかし革の断面を磨いてもツルツルになりにくいです。
どちらにも特徴があってそれぞれに利点・欠点があります。
要は使い方ですね。
エルメスはクロム鞣の革を使っています。
鞄教室の先生はエルメスにガーッと入っていって鞄を手にとってまじまじと研究するそうです。先生によると革も傷の入っていない少ししか取れないいい部分だけを使っているのでそりゃ高いよなって言ってました。全部手縫いなので歪んでいるところもちょくちょくあると。
エルメスのサイト見てたら縫い目が歪んでいる商品が一つだけあって親近感が湧きました。
縫い方でも手縫いがいいとかは特にないと思いますが、見た感じの味の好みはどうしても出てくるものです。手縫いはその味がいいんですよね。
作るペースが遅いのでもっと早く作れるようにしたい。
原因はダラダラとスマホ触ったりテレビ見たりしているからです。
頑張れ!俺!