おっさんがお勧めする今聴いてもかっこいい音楽

音楽をめっきり買わなくなりましたね。

まず聴かなくなりました。なんか昔みたいなキャッチーなフレーズが全然聞こえてこないんですよ。最近ではLady GAGAのBorn this wayやTayler Swift のShake it offやWe are never ever getting together、Coldplay のViva la vidaくらいでしょうか。それでもちょっと古いですがそれくらいしか記憶にありません。

日本のロックは歌詞において、言葉の使い方が断然自由になってきてものすごい進化だと思います。昔なんてフックになる部分でかっこよさげな英語を当てはめるくらいだったんですから。エモーションとかシェイクとか。でも曲がね。これも進化による多様化、多様化による平均化でしょうか。いまいちグッとくるものがありません。

さっきiTunes Storeを見たら、ジャネットジャクソンが新譜を出していて、懐かしくなって昔よく聴いていたRhythm Nation 1814 やControlを聴いてたらやっぱりいいんですよ。

今聴いても全然いいし、聴きたい、買いたいと思えるんですね。

ということで、最近の若者が知らないであろう曲を紹介したいと思います。

まずはこちら

Janet Jackson - Rhythm Nation - YouTube

ジャネット・ジャクソンのリズムネイション。プロデュースがジャム＆ルイスの超売れっ子コンビで新譜もこの二人がプロデュースしているようです。このアルバムはコンセプトがあって、私たちはリズムで繋がっている一つの民族なんだ、というようなことを言っていたような記憶があります。ダンスの振り付けはストリートでスカウトしてきたらしく、それまで見たどんな振り付けとも違って独特でとてもかっこよかったですね。今の若者はもっとかっこいいもの見てるだろうからどう感じるかは分かりませんが。ともかくアルバム全体で聴きたくない曲が少なく通して聴けます。

でもこの後「janet」っていう性をテーマにしたアルバムを作ったんですよ。佐野元春が名指しはしなかったけど、「民族をテーマにしたアルバムの次のテーマがセックスなんて世の中は病んでいると思う」みたいな発言をしたのを覚えています。全く同感でした。

Eye No / Alphabet Street / Glam Slam / Anna Stesia / Dance On / Love Sexy / When 2 R In Love / I Wish U Heaven / Positivity

プリンス
ポップ

provided courtesy of iTunes

お次は殿下ことプリンスのLoveSexy。

当時はあまりこういうのに免疫がなくてジャケットだけで引いてしまいました。

今でも引くには十分だと思います。

でもまあ売れてるし、中古で安かったので一つ買ってみようと思って買ったのがこれ。

お気に入りは最初の三曲。この流れが超絶かっこいいです。これ、アルバムなのに１曲扱いなんです。CDでもそうでした。プレーヤーに入れても１曲しか表示されません。つまり最初から通して聴いてくれという殿下からのメッセージなんですね。このアルバムが発売された頃はレコードからCDへ主力が移る過渡期だったような気がします。そのCDというフォーマットでメッセージを込めた事はとてもユニークでした。それがネット販売でも同じなので「殿下やるな！」と思ってしまいました。

プリンスはアルバムごとに必ず１曲はとてもキャッチーな曲が入っているので良いです。最近のアルバムにはありませんけども。TrustとかLet's Go CrazyとかDady PopとかCan't Stop This Feeling I GotとかKissとかChaos And Disorderとか好きです。

余談としてこのアルバムのDANCE ONという曲、多分YAMAHAのRX-21というドラムマシンじゃないかと思います。というのもちょうどこの頃友達からRX-21を借りていて、ループでパターンを適当にリアルタイム入力していてできたサウンドととてもよく似ていたからです。音色も。世の中にあるリズムマシンは全て持っているって言ってましたからね、当時は。

あとめんどいのでリンクだけ貼っときますので聴いてみてください。

The Alan Parsons Project - Don't Answer Me - YouTube