kamiokandoのブログ

kamiokandeで登録しようと思ったらすでにされていたので勢いでkamiokandoに

ブログでも何回か書いたけどGoogle Mapでいろんなところを見るのが好きだ。

新しい店、路地裏にあるひっそりとたたずむ店、好きな場所を保存できる。

昔は保存個数に制限があって制限以上保存したければ課金する必要があったけど知らない間になくなっていた。

日岡山のおばさんの家のあたりを見ていたら前に訪ねた時のことを思い出していとおしくなった。家の近くに知らなかった名所があって行ってみたいと思った。

子供の頃伯備線でとても長い間時間をかけて行った思い出がある。

トンネルがいくつもあった。単線なので電車待ちもあった。山の斜面がコンクリートで固められているところに鉄の梯子が付いているところを見つけるのが好きだった。あそこを登ってみたいと思った。忘れられない風景の一つに、台形の大きなコンクリートがあって、その斜面に鉄のはしごが付いているのを見た。二階建ての家より少し大きかったような記憶があるんだけど子供の頃なのでとても曖昧だ。あれがどこにあって何のための建物だったのか知りたい。線路沿いに道路が走ってるのでストビューでいくつか見てみたんだけど、そんなに都合よく見つからない。

おばさんは今九十何歳だったかな?六くらいだったかも。一度系図を調べに母方の実家であるおばさんの家に一人で行った。岡山弁は広島弁に近くておばさんの声は優しくて嬉しかった。おじさんは一昨年に亡くなり今は一人で住んでいる。

時々今大丈夫かなと思ったりする。

系図はその時に市役所でさかのぼれるだけ録ることができた。今は直系の身内じゃないと録れないだろう。

子供の頃は毎年母の実家に帰省(母にとっては)した。最初に泊まる夜は必ず親戚の子と集まって花火をした。歩いて山から降りて汽車(電化されていない)に乗って井倉洞を見に行った。(これ、前にも書いた気がするな)時々石灰を採る発破の音が聞こえた。山裾の石灰工場の壁の隙間から工場内の線路と貨物車が見えて興奮した。

その工場の近くにおばさんの妹だったかな?また親戚がいて小さなお店をやっていて、途中で寄ると必ず食べ物をくれた。僕はいつも車の中で待っていたので顔は一度も見たことがない。他にも親戚がいて一度そこに遊びに行ったときは絵に描いたようなぼっとん便所で下に木の桶が見えた。庭に浄水場のような三段階の水の流れる所があってそこにスイカを冷やしてた。あれ、なんなんだろう?

今でも時々母から子供の頃の話を聞く。まだ聞いたことのないエピソードも時々出てくる。今日は山から通学で長い道を通うとき、今みたいにいいゴムの長靴がなかったので穴の空いた靴を履いてたとか、雪で滑らないように藁で縛ってたという話を聞いた。

他人の話なら多分そんなに引き込まれないと思うんだけど身内だとちょっと引っ張られてしまう。Google Mapを見てるとなんかそういうセンチな気分と同じような感覚を感じる。ここにいる人はどんな生活をしてるんだろうとか、どういう思いでここに店を構えたんだろうとか。そして元気でやっているのかな、とか。